「楽天ANAカードはどんなメリットがあるの?」
「楽天カードと何が違うの?」
楽天カードはANAマイルと相性が良いカードとしてしられていますが、そんな楽天カードのラインナップに楽天ANAマイレージクラブカードが登場しました。
カード名にANAの名前が入っているという事で、ANAマイラーにとってメリットのあるカードに仕上がっているだろうと予想できます。
普通の楽天カードとどんな違いがあるのか気になりますよね?
そこで今回は、楽天ANAカードと普通の楽天カードの違いや、楽天ANAカードのメリットデメリットを解説します。
これを読めば楽天ANAカードが自分に必要かどうかの判断が出来ますよ!
目 次
楽天ANAマイレージカードとは
楽天ANAカードは、楽天カードにANAマイレージクラブの機能を加えたカードです。
基本は楽天カードと同じで、楽天カードで貯まるのは楽天ポイントですが、それをANAマイルで貯める事が出来ます。
- 楽天カード➡楽天ポイント
- 楽天ANAカード➡楽天ポイント or ANAマイル
そもそも楽天ポイントはANAマイルと2ポイント=1マイル(還元率0.5%)のレートで交換出来ます。ただし交換する手間がかかるので、その手間を省けるようにしたのが楽天ANAカードという感じですね。
楽天ポイントをANAマイルに変える人が多かったために、ユーザーの利便性を考えて楽天ANAカードを作ったのでしょうね。
楽天ANAカードは「ANAカード」ではない
勘違いをする方も多いですが、楽天ANAカードはANAが発行している「ANAカード」ではなくて楽天カードになります。
したがってANAマイル提携店での利用でマイルが貰えたり、飛行機搭乗ボーナスやANAフェスタなどでの優待は一切ありません。当然審査もANAカードではなくて楽天カードになります。
楽天カードよりもANAマイルが貯まりやすい?
楽天ANAカードにしても、ANAマイルがより多く貯まるようにはなりません。
楽天ポイントは2ポイント=1マイルのレートで交換出来ますので、楽天ポイントが2ポイント貯まる際に1ANAマイルとして貯める事が出来るようになっているだけです。
楽天カードを200円利用すると楽天ポイントが2P貯まりますが、1ANAマイルとして貯める事が出来るようになっているという事です。
楽天ポイントをANAマイルに交換する手間を省けるようにしたのが楽天ANAカードになりますので、マイル還元率が変わるような事はありません。
楽天カードのANAマイル還元率は実はお得!
楽天カードは基本100円で1ポイント(1円分)が貯まるので還元率は1%になります。
ANAマイルへの交換は2ポイントで1マイルと還元率は0.5%なのでそんなに良いようには思いませんよね?他にもっと還元率が良いカードはあります。
しかしだいたいのカードはポイントをマイルに交換しようと思うとマイル移行手数料が5~6000円程度かかる事が多いです。
楽天ポイントをANAマイルに交換する際にはこのマイル移行手数料が発生しないので、そう考えると同じくらいの還元率と考えて良いのかなと思います。
- 他社カード:100円で1マイルで移行手数料が年間5~6000円程度
- 楽天カード:200円で1マイルで移行手数料なし
楽天ANAカードと楽天カードの違い
普通の楽天カードと基本的に同じですが、ポイントプログラム以外にも少しだけ違いがあります。
楽天カードと楽天ANAカードの違いがある部分
- 年会費
- 入会特典
- ANAカードの機能
- 貯まるポイント
ポイント機能以外には年会費と入会特典に違いがありますね。
年会費は有料だが実質無料
年会費は楽天カードが無料なのに対して、楽天ANAカードは年会費550円(税込)がかかります。
ただし初年度無料で2年目以降は前年に1回でもカードを使えば無料になりますので実質無料と言えますね。
入会キャンペーン特典がお得
画像出典:楽天ANAマイレージクラブカード公式サイト
入会キャンペーンの特典内容は、楽天ANAマイレージクラブカードがANA楽パックで利用出来るクーポン4000円分が付きますのでその分お得になります。
キャンペーン内容は時期によって変わります。
楽天ANAマイレージクラブカード | 最大13000円相当 (5000ポイント+ANA楽パック4000円クーポン) |
楽天カード | 最大5000~8000円相当 |
画像出典:楽天ANAマイレージクラブカード公式サイト
※上記は最大13000円相当の特典時の数字です。
楽天カードの入会特典と比べると楽天ANAマイレージカードは楽天トラベルで使える4000円分のクーポンが付いていてお得になっています。
楽天カードの入会キャンペーンとの比較はコチラの記事をご覧ください
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ANAカードの一部の機能が利用可能
楽天ANAカードはANAカードではないと上記でお伝えしましたが、ANAカードの機能でANA便利用時に搭乗手続きをパス出来るスキップサービスを利用出来ます。

貯まるポイントを選べる
画像出典:楽天ANAマイレージクラブカード公式サイト
楽天ANAマイレージカードの最大の特徴となっている部分として、ポイントかマイルかのコースを選べるようになっています。楽天カードですと楽天ポイントが貯まって、それをANAマイルに交換すると言うのが手順でしたが、その手間を省くことが出来ますね。
以下の4つが楽天カードとは違う楽天ANAカードの特徴です。
- 年会費が有料(実質無料)
- 入会キャンペーンがお得
- ANAカードの一部機能が使える
- ポイントをマイルで貯める事が出来る

楽天ANAカードのメリット・デメリットまとめ
楽天ANAカードのメリットデメリットを解説します。
楽天ANAカードのメリット
メリットは上記の楽天カードとの違いがそのまま来ます。繰り返しになってしまうので軽めに解説します。
マイル交換申請の手間が無くなる
ANAマイルコースを選択すれば、カード利用分に応じて直接ANAマイルが溜まっていきますので、楽天ポイントをANAマイルに交換申請する手間を省くことが出来るのが最大のメリットです。
楽天ポイントをANAマイルに交換するルールが改悪
楽天ポイントをANAマイルに交換する際、「月の交換上限が20000ポイント」「1回での上限が1000ポイントまで」とルールが変更(改悪)されました。
1回の上限が1000ポイントなので、ある程度まとまったポイントを交換しようと思うと何回も交換手続きをしなければいけません。しかし、楽天ANAマイレージカードは自動交換機能があるのでその点では手間が省けて便利だと言えます。
ANA国内線の搭乗手続きがスキップ出来る
ANAの国内線で搭乗手続きをパス出来るスキップサービスが利用出来ます。これは本来ANAカードの機能になりますが、これが使えるのはかなり便利ですね。
入会キャンペーン特典で楽天トラベルクーポンが貰える
楽天ANAカードの入会キャンペーンは、楽天ポイントに加えて楽天トラベルで使えるANA楽パックのクーポンが付いてきますのでトータルの金銭的価値が高くなってお得になります。
余分なカードを減らして1枚にまとめられる
ANAマイルを貯めるにはANAマイレージクラブカード(ポイントカード)を作って会員にならなければいけませんが、楽天ANAマイレージカードはその機能がカード一体となっていて、2枚を1枚に出来て余分なカードを減らすことが出来ます。

楽天ANAカードのデメリット
楽天ANAマイレージカードのデメリットも見ていきましょう!個人的にはメリットよりもデメリットの方が大きいような気がしますがどうでしょうか・・・
ANAマイルの有効期限を最大化できない
楽天ANAカードでマイルコースを選択するとANAマイルが直接付与されてしまうので、ANAマイルの有効期限である36ヵ月のカウントがスタートしてしまいます。

でも楽天ポイントで貯めておいて、ある程度まとまってからマイルに交換した方がマイルの有効期限を最大にする事が出来ます。
何故なら楽天ポイントは有効期限が実質無期限なので、貯めたいマイル数相当分の楽天ポイントを貯めてからマイルに交換すれば、マイル有効期限が切れて失効してしまうリスクを無くす事が出来るからです。
いきなりANAマイルで付与されてしまうと、付与された時から36ヶ月以内しか猶予が無くなってしまいますからね。
これは結構大きな落とし穴だと思いますね。
マイルコースだと楽天会員ランクを上げられない
これもかなり大きなデメリットだと個人的に思いますね!
楽天ポイント会員にはランクがあり、半年間の楽天ポイント獲得数によってランクが決まる仕組みになっていますが、
楽天ANAカードでマイルコースを選択すると、楽天ポイントランクの対象外になってしまいます。
楽天カードはETCカード年会費が有料で、ポイントランクがプラチナ、ダイアモンドだと無料になりますが、楽天ANAカードのマイルコース選択だとそれが出来なくなってしまいます。
年会費がかかる
年会費が500円(税別)かかってしまいますが、年に1回でもカードを使えば無料になるので実質無料です。
デメリットと言う程では無いですが、普通の楽天カードは完全無料なのでデメリットとしておきます。

楽天ANAカードと楽天カードの基本情報
ー | 楽天ANAマイレージカード | 楽天カード |
年会費 | 550円(税込) ※初年度無料で2年目からは年に1回でも利用すれば無料 |
無料 |
家族カード年会費 | 無料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 550円(税込) 楽天会員ランクがゴールド、プラチナで年会費無料 |
550円(税込) 楽天会員ランクがゴールド、プラチナで年会費無料 |
入会特典 | 最大9000ポイント | 最大8000ポイント |
基本のポイント還元率 | 1% | 1% |
貯まるポイント | 楽天ポイント or ANAマイル(マイルは還元率0.5%) | 楽天ポイント |
海外旅行保険 |
●死亡・後遺障害 最高2000 |
●死亡・後遺障害 最高2000万円 |
電子マネーチャージポイント | ポイント付与無し ※ApplePayは対応 |
ポイント付与無し ※ApplePayは対応 |
過去には電子マネーチャージでもポイントを貯める事が出来て、人気電子マネーのnanacoへのチャージでもポイントが貯まっていましたが、現在ではポイント付与自体が無くなってしまいました。
電子マネーチャージのポイントが貯まるのは、同じグループ内の電子マネーである楽天Edyだけです。
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楽天ANAマイレージカードはデザインが選べる
楽天カードは基本的にスタンダードなシルバーデザインのカードのみで、選べるとしたら楽天キャラクターのパンダやスポンサーになっている載っているデザインのカードがあるくらいですが、楽天ANAマイレージカードはスタンダードのシルバーデザインともう一つピンク色がメインのデザインを選ぶことが出来ます。
まとめ
楽天ANAマイレージカードは、普通の楽天カードと基本は同じで、ポイントプログラムにANAマイルコースをプラスして、ANAカードの一部機能が使えるようにした内容となっています。
楽天ANAマイレージクラブカードはこんな方におすすめ
- 楽天ポイントをANAマイルに交換している人で、交換作業がメンドクサイと思っている方
- 楽天カードとANAマイレージクラブカードを一枚にまとめたカードが欲しい方
- 楽天ポイントを貯めている方でANAファンの方(楽天カードにANAのロゴが入る)
楽天ANAマイレージカードのおすすめの利用方法は、年に1回は必ず利用する事と、コースは絶対に楽天ポイントコースを選択する事をおすすめします。
貯まった楽天ポイントは、ANAマイルに変えると言う方の場合、自動でANAマイルが貯まっていくのは楽だし素晴らしいと思いますが、それだと楽天会員ランクを上げたりする事が出来ないのでETCカード年会費を無料にすることが出来なくなりますし、なによりANAマイルの有効期限を最大化する事が出来ないのが最大のデメリットだと言えます。
楽天ポイントコースを選択すればANAマイル交換の手間は省けませんが、普通の楽天カードと同じように使えて、なおかつANAカード機能のスキップサービスが利用出来て、ANAマイレージカードを別に持つ必要も無くなりますよ!